本当に服が好きな人の為のブログ

服についてつらつら思った事を書いていきます。服に興味がある人から同じアパレル業界で働く人までお役に立てれていれば幸いです。

古き良きアメリカ的パラブーツ

最近なぜか物欲を掻き立てられる事がめっきり減ってしまい、なんとなく服屋としての危機感を感じている今日この頃。
まあ欲しいなと思うものは星の数ほどにあるのだが、正直星に手が届かない。
星は遠いところにあるのだ。
星に近づくには神か仏か福沢諭吉にお願いするしかないのだが、果たして私の願いは届いているのだろうか。
初詣含め、今月二回目のお参りにでもいこうと思っている。

さて私は最近知ったのだが仏が生んだ名作パラブーツから春に新作が出るらしい。
新作と言ってもシャンボートのアッパーにつけるソールが変わっただけなのだが、それが中々小粋なのだ。
そもそもパラブーツのソールといわれると自社で制作されているというあの質実剛健なラバーソールを思い浮かべるというのは私だけではないだろう。
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とでかでかに書かれたあのソールだ。


ここ数年このアウトドアシューズを押しているブランドや雑誌が増えたおかげで、それなりに値段がするにも関わらず履いている人をちらほら見かけるようになった。

だからこそ出される俗にゆう変わり種なのだろう。
今回の品はなんとアウトソールにレッドブリックソールを使っている。



古き良き時代の米国の人たちに愛され、その特有の色はよく赤いレンガに例えられる。
このソールを使用した代表的な靴はやはりウォークオーバーだろう。
アイビー、プレッピーが好きな世代であれば目にしたことがあるという人も多いはずだ。
 
今回紹介されていたシャンボートのアッパーの色はきれいな白色をしており、もうこれはホワイトバックスを意識して作られていることはいうまでも無いだろう。
モカ縫いのついた少し野暮なトゥ部分と雨でも使えるという売り文句を実現させる、リスレザーを使用したオイリーな革。
オリジナルのダービーのデザインをした、白のヌバックとはまた違った雰囲気を醸し出しておりとても新鮮に見える。
他でもあまり見ない仕様の変更だっただけに
仏と米の文化が融合した粋さを感じる品なのでは…

と私の中で絶賛されている。

何はともあれまだ未販売なので今後の楽しみにしよう。



私はパラブーツは汚い姿になってもそれが味ととらえることができる靴だと心得ている。
まあレッドウイングなどに代表するワークシューズと同じ理屈だ。
しかし今回の靴はもし履くのであればきれいに履きたい。
白のレザーの汚れはどうしても気になってしまうし、個人的に先程述べたウォークオーバーのホワイトバックスと同じような使い方をしたいからだ。

もし汚すことを前提に使うのであれば、ダービーバックスの色目でいいのではないかと思ってしまう。
パラブーツを同じ解釈で履くことに賛否はあるだろうが、
汚れて雰囲気が出るのは正直あっちの濁ったベージュ色のほうだ。